
昨年度、広島市立宇品中学校の皆さんと6月から12月までの約半年間に渡り、生徒のみなさんと一緒に平和学習を行いました。
夏休みの期間には、PCVスタッフも長崎を訪れ、広島の学びと長崎での学びの繋がりや違いについて感じたこと、考えたことを元に夏休み明けの授業を作っていきました。
違う視点から見るヒロシマは新しい発見がたくさんありとても良い時間でした。
出発式では、長崎の被爆者であり平和公園ガイドでもある田中安次郎さんのお話を生徒さんに聴いてもらいました。
安次郎さんがガイドを始めるきっかけや、最後に下さったメッセージは人生を生きる上での大切なことが多くあり、先生方も生徒の皆さんも限られた時間ではあったけど、お話を聴けて良かったと伝えてくれました。
修学旅行が終わってすぐに振り返りとプレゼンに向けての準備がスタートしました。
各グループが何をどうやって伝えていきたいのか試行錯誤を行い、Peace Day(成果発表会)の日を迎えました。
発表するときの生徒さんの顔つきは最初に出逢った6月とは全然違っていました。
同じ発表は1つもなく、どのグループもグループらしさのある素敵な発表でした。
プレゼン発表の後は、総勢15名のバディがオリジナルブースを開き、生徒さんと交流しました。どのブースも大好評で生徒さんの楽しそうな姿を見ることができて良かったです。
ブース散策のあとは、音楽ライブもありとても良い雰囲気で午前中を終えました。
午後は、この半年間のふりかえりを行いました。
「年間平和学習をする前と今の自分とでどんな変化がありましたか?」という問いに対して、多くの生徒さんが「自分が今まで受けてきた平和学習とは全く違うものだった」と答えてくれました。今回の学びを通し、平和文化を大切にする仲間が増えました。
最後には、生徒さんからのサプライズでメッセージ集を頂きました。
この半年での生徒さんの変容を感じる言葉にとても嬉しくなりました。
宇品中学校の生徒さん、先生方、本当に素敵な時間をありがとうございました。