【札幌北斗高等学校 オンライン事前学習】

【札幌北斗高等学校 オンライン事前学習】

10月に修学旅行で広島に訪れる予定の札幌北斗高校のみなさんの、オンライン事前学習を実施しました。

これから数ヶ月かけて修学旅行前後で行う「平和学習」。一人ひとりの生徒さんが自分の人生をこれから考えていくこととも繋げられたら、という先生の思いを受けて、伝え方を工夫しながらお話しする時間になりました。

今回のプログラムのメインは、被爆者の田中稔子さんと出会い、お話を聞くこと。秋に訪れる平和公園の様子を予習しながら稔子さんのお話を聞いた後は、各クラスから質問を受け付けました。

「辛い体験のあと、どんな風に悲しみや挫折を乗り越えたんですか」
「戦前と戦後の文化のちがい、衣食住で変わったことはありましたか」
「今後被爆者がいなくなってしまったら、わたしたちがこの先の人に伝えていけることは？」
など、多岐にわたる質問に答える稔子さんの言葉に、私たち自身も初めて聞く視点がありました。

最後の質問に対する「未来の世代への伝え方」の答えは、「証言だけにこだわらず、自分の得意なところ、好きなところで平和を目指してほしい。歌、絵、ダンス、料理、なんでもいい。上から押し付けられたことじゃなく、やりたいことで表現してみて」というもの。

これからまた広島を訪れ、多様なピースバディとの出会いも経験した上で、みなさんの学びがさらに深まっていくことを楽しみにしています。